地蔵会館の前の立て看板の内容

専光寺『地蔵堂』を中心に毎年8月24日に行われる地蔵盆の余興として地域の青年達によって行い継がれてきた伝統の『作り物』が飾られる。
公民館、近年新築した家、嫁取り、婿取りをした家などを会場として披露を兼ねて、その年の話題を坦ってきた事件や有名となった人物を取り上げ、おもしろおかしく飾り付け、人々に話題を提供しようとするものである。
『作り物』は早朝から作られ、多くの近在の人達は夕方から夜にかけて集まり、見物することを楽しみにしてきた。
この行事の由緒は江戸時代に疫病がはやり身代わりとして立てた。また、中世『見立山武士』と呼ばれた土豪細井戸氏が元禄年間に武士の名残を偲んで武者人形を立てたのが始まりなどと語り伝えられている。
特色ある夏の伝統行事として平成8年3月に広陵町指定文化財に指定されている。